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タグ:輪違屋おばけ ( 1 ) タグの人気記事

島原ぞめき 輪違屋お化け

島原ぞめき 輪違屋お化け_f0347663_11243373.jpg
             2017年、2月3日、輪違屋お化け開宴前、禿は成人男性です

江戸期の花街事情に詳しい『嬉遊笑覧』や『近世風俗志(守貞謾稿)』にも節分お化けの記述は見あたりません。又オバケをタイトルにする本などを読んでも、鬼を驚かしてして福徳をもらうため、のような想定内の表現に満ちています。

実を言えば、明治三十八年、島原角屋の十二代中川徳右衛門が出した『娜婀娵女』(はなあやめ)に節分の夜の見出しが有り

“節分の夜、土龍(もぐら)のもたぬ呪なりとて、太夫より端女郎、禿、仲居に至るまで思い思いの異装をこらして五人、十人団体を組み手に手に鉦太鼓を打ち鳴らし「土龍殿は家にか、海鼠(なまこ)どののお見舞いじゃ」と囃したてヽ家々に入り、裏まで通り抜けて踊り狂ひ、賑かに其夜を徹したり。今の節分の夜に芸娼妓や少女が丸髷に結ひ代へ、年増や老婆が島田に結ひて壬生の地蔵に詣でづるは此習慣の遺りしものなり。”

私が花街おばけを島原発祥と信ずる所以となります。土竜は農作物の大敵、土竜の天敵とされる海鼠で土竜を退治する・・・と言った意味を持つのでしょう。

ただし『色道大鏡』や『一目千軒』にオバケの記述がないので、江戸期の後期にこの風習ができたものと思います。

因みに花街には農作に関するものとして、八朔があります。渡辺憲司監修『大人の教養を愉しむ 祗園のしきたり』によると。八月一日に祗園の舞妓・芸妓が黒の絽の五つ紋で正装して師匠や贔屓筋へのあいさつ回りとの説明の後、

「八月一日は稲の早稲が穂をつけ始める日で、古来、その初穂を一株刈り、神に供えて感謝と豊作を祈っていた。」ことが元にあり、矢張り我々が農耕民族である事を物語っています。八朔は当然島原の紋日で、『色道大鏡』にも『一目千軒』にも載ります。

花街の八朔行事も島原が発生の可能性が高いと思います。

もう一つ、正月明け、舞妓さんも芸妓さんも簪に稲穂を付けます。これは、“稔る程 頭を垂れる 稲穂かな”を引き合いに、謙虚な心で皆様に接する教え・・・の様な記述を見ますが、私はこの説明は後付で、単に、米の豊作を願うものと考えます。

島原発生の事は他にも沢山あります。漫才の一つのルーツであると考えともいい、俄狂言もその一つの可能性があります。『近世風俗志』は俄狂言は吉原にあり、と説明していますが、『嬉遊笑覧』を読むと、「俄ということは、京師祗園の祭礼、また島原・住吉の祭の練物などを学べるにや。その始は、享保十九年甲寅八月、九郎助稲荷一位と官位ありて、その祭礼より起れりと也」と有ります。

輪違屋お化けでの、演者の軽妙なやり取りを見ると、俄(にわか)のワは輪違屋の輪から来ているという説も、なんだか納得の夜でした。





by gionchoubu | 2017-02-08 11:28 | 島原遊郭 | Comments(0)