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傀儡女(くぐつめ)_f0347663_11364979.jpg
                       大江匡房(百人一首)

もともと、中国では中華思想により、人間と呼べるのは漢民族のみで、傀儡子記の文中にある北狄の俗と表現されているように、漢民族以外は獣扁がついていたりして人と見なせられていませんでした。

我々日本人も漢民族から頂いたのは倭・・・人偏がついているだけ、すこしはましな扱いとも受け取れますものの、漢民族にとっては、所詮人見たいな人でした。

傀儡(クグツ)は、本文に見える沙石、即ち幻術を使い、魚竜曼蜒、即ち魚を竜や獣にさせる不気味な能力に長けた人形使いでした。

傀儡には両方とも人偏がついており、両方人形の意味をもちます。しかし鬼という字を組みあわせているのは、当時彼ら、彼女らがどのように思われていたか如実に物語っているようです。

滝川政次郎は『遊女の歴史』や『遊行女婦・遊女・傀儡女』で傀儡は朝鮮から渡来した白丁族で、朝鮮で戸籍を持つのを拒んだ為母国を追われ、日本に移り住んでも、納税の義務を負わされる戸籍を持つことから逃れつづけた流浪の民、律令制の罪人という強い言葉で断じています。

前回の「彼等は一畝の田も耕さず、一枝の桑も採らない者で、県官の支配を受けないから、土民ではなく流浪の民だ。上に王公のあるを知らず、少しも地方の役人を怖れない。課役もないので、一生を安楽に暮らしてゐる。」がその部分で、匡房も多少突き放した表現なのは彼が政治を司る立場だったのと無関係ではないでしょう。

もう一つ藤原茂明の傀儡子の詩を掲げます。(趣味史談遊女の時代色収録)

名を傀儡と称す何方に有らん、逆旅身を寄するに思ひ遑(イトマ)あらず。
郊外居を移して空処なく。羇中色を衒い専ら房を慕う。
春雨まさに艶を貪らんとし、蘭薫秋風と粧を比べんと欲す。
緑野、草深うして邑里をなし、鏡山一月冷うして家郷を卜(ボク)す。
倡歌数曲、生計を充し、微嬖一宵、客膓を蕩かす。
其れ奈んぞ穹盧年暮るゝの後、容華変じ去って心傷ましむ。

遊女が舟で人が集まる川岸に群れたのに対し、傀儡女が選んだのは陸の街道の宿駅で旅人を捕らえました。今ではあまり聞くことがない、青墓、野上、墨俣、赤坂、鏡山、草津、今で言う愛知、岐阜、滋賀の傀儡女が当時の歌に織り込まれています。

さて、京都とクグツの関係は直接見えてこないのですが『嬉遊笑覧』にこの一節があります。

くゞつは夫ありて、おほやけならぬもの也。都にてもそのかみ『建武元年二条河原落書』に「たそかれ時になりぬれば、うかれてありく色このみ、いくそばくぞや数しらず。内裏おがみと名付けたる、人の妻鞆のうかれめは、よそのみる目も心地あし」とあるは、是又傀儡の類、今いふ地ごくなどにあたれり。

地ごくは江戸にあった最下等の遊里のことです。建仁元年は1201年鎌倉時代初期になります。


by gionchoubu | 2016-01-23 11:41 | 遊郭・花街あれこれ | Comments(0)