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by gionchoubu
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『艶やかさを求めて 八幡の花街 料理茶屋に遊んだ江戸から明治の志士、文人、墨客』山本晃

昨年12月デザインエッグ株式会社から出版された『艶やかさを求めて 八幡の花街 料理茶屋に遊んだ江戸から明治の志士、文人、墨客』山本晃著は水運と陸運の両方の利に恵まれ、富を得た近江商人によって育まれた八幡池田町花街の最大のお茶屋であった大高(おおたか)=後の京初が、火災から逃れた僅か一割の遺留品のみで、いかに文化の蓄積を得ていたかを知る資料でもあります。
これが大高全ての持ち物、さらに八幡花街全ての遺品となれば、如何ほどの金銭的、文化的な価値を持つか、私には想像すら出来ません。
とにもかくにも地の利に恵まれた近江の八幡、朝鮮人街道が通り、東よりに中仙道が走って大阪、京都と江戸を結び、武佐宿から八風街道が東進で伊勢をむすび、御代参街道が交差し東海道でこれまた大阪、京都と江戸を結び、琵琶湖を利用して敦賀、塩津のルート、小浜、今津のルートと富が集積する条件が、近江商人の資質を開花させ、いい旦那衆を生みました。
いい花街を育てる第一条件はいい旦那衆が絶対条件といっても過言ではありません。一流の芸妓はいい旦那が自然と呼びよせるものなのです。
『艶やかさを求めて 八幡の花街』は大茶屋、大高を中心とした八幡の花街、池田町の歴史、八幡花街運営の仕組み以外にも示唆に富んだ多くの画像を収録しているのも大きな魅力です。
大高の火災遺品である花街に纏わる行燈、燭台、月琴、三味線、飾り箏、大鼓、鼈甲笄、簪・・・そのいくつかは実際山本さん宅をお訪ねして拝見しましたが、大高の御茶屋としての格を知るに十分の品度を持つものと推察されました。

さらに嶋原の太夫の解像力の高い画像は私個人として、非常に嬉しいサプライズでもありました。

そして、山岡鉄舟、頼山陽、勝海舟、桂小五郎、佐久間象山、忍向
月照、を始め幕末・維新を彩った志士・文人・墨客書画書簡遺品の数々は今後の解析が待たれます。

もう一つ、直接八幡花街とは関連無いものの、日本の遊里史に一石を投じるであるかもしれない二曲一隻の「誰ヵ袖遊楽図」、かねてから六条三筋の遊里を描いているとされる「彦根屏風」の流れの一つと考えられ、美術的価値もそうでしょうが、当時の遊女の装束を知る上でも、遊里風俗を知る上で貴重な発見ではないのでしょうか?

著書の山本晃さんは、数年前より八幡花街に関する件で連絡をとり合い、お会いしたこともあり、この本の産みの苦しみを知っているだけに、出版の運びは私にとって、一種感動の思いでした。
本書はカストリ出版で購入できます。https://kastoripub.stores.jp/items/5ff53c5672eb462631132a9c
https://kastoripub.stores.jp/items/5ff53c5672eb462631132a9c
