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by gionchoubu
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法界屋
明治二十年頃、書生の中で月琴や明笛(みんてき)などが流行、夜も昼も下宿屋の楼上で鳴らし、中には放蕩の結果、郷里から仕送りが絶え、試験に落第、下宿屋から追い出されました。
身のふりかたに困り、編み笠をかぶり、怪しき手つきで月琴を鳴らし門付けすると、案外書生上がりという所が人の好奇心を引き、予想外に収入も多く、是を真似る堕落書生が多くでました。
法界節は長崎の丸山新地が最初で、唄の調子も全然違い「長崎の丸山芸者は何故遅い、来ると其のままお雛さんホーカイ、その癖手軽に転びます、三味線枕」というもので、一年も経たぬうちに全国至るところの都市に広がりました。
そして法界屋も書生から専門とするものが現れ、多くは芸人の失敗者や香具師の類で、楽器も月琴一張でしたが、やがて琴、尺八、蛇皮線、提琴なども加わり大一座となり、衣装も汚れた着物に白金巾の兵子帯というみじめな風姿から、唐棧チリメンの八分つきを揃いで着るものもあれば、綿入りで派手な縞のピカピカものを着るもありました。
どんな団体でも女の加わっていないものはなく、素性は興行物の太夫、地を弾く囃し方、淫売奴(じごく、即ち下等私娼)専門の女等であった。
この女達は一団の男と関係をもっていて、権力は女の方のみ強く浮気の仕放題、間夫を三人も四人も持って公然とふざけ散かし、男が妾同然で法律上の夫婦ではありませんでした。
法界節の得意場は、料理屋、待合は一向に駄目で、最上客は宿車屋の若い衆で、次が馬肉屋の女中、店頭で仕事をしている職人、理髪店などでした。
どういう情況で商売したかと見れば、上ずった黄色い声でなるたけ猥褻な歌を唄って誘いをかける。すると酒機嫌で調子づいた男たちは一同どっとどよめいて矢鱈と嬉しがり、
「ようよう如何しようてんだ法界屋さん、そんな唄を聞かせられちゃ堪(こた)えられねえや、まあこっちへ這入りな、少しお前に話があるんだ。」
こうなると占めたもので、三十分も相手に成っていると、五十銭以下のことはない。女の口車と挙動一つでは、もろく一円ぐらいは巻き上げることも出来ました。
。
。
by gionchoubu
| 2020-03-09 17:01
| 私娼
|
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