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結婚するなら芸妓?女給?それとも娼妓?

結婚するなら芸妓?女給?それとも娼妓?_f0347663_11104531.jpg
    福原遊郭隣の新開地、グランドカフェー マルタマ、昭和10年4月開業

戦前の福原遊廓の思い出を書いた本に、当時福原周辺にいた女の中で、女房にするならどの職業が一番よいか?という話が若い衆の間で出たそうです。

私は現代の感覚からいって、美しくて芸、行儀、接客にも長けた芸妓が一番、つづいて気はしが利く仲居が二番、擬似芸妓である雇仲居(やとな)が三番、続いて自由気ままなカフェーの女給、女郎さんである娼妓が一番人気が無いと何となく思いましたが、当時の見解では「女郎が一番よくて、一番カスは女給だな」という事になりました。

「娼妓というのは、一人の主人に仕えるということだけが最大の希望である上に、狭いながらも自分の部屋をあてがわれているので、その部屋の掃除から活花まで自分でやっている。その上、自由を束縛され、粗食に耐えてきているから、少々の貧乏暮らしは何とも思っていないから・・・」

「次は芸者だろうが、これは永持ちさせようと思えば相当金を持っとらんと、向こうから逃げ出すやろう。仲居や雇仲居の方が一寸ましかいな」

「女給というのは、昼間はのらりくらりしていて、夜はあっちのテーブル、こっちのテーブルを蝶のように飛び回って、ビールや酒を飲んでいるだけで、三味線一つ弾けるではなし、唄一つ歌えるでなし、だらしのないことおびただしい」

との事、嫁にするなら、娼妓、仲居と雇仲居、芸妓、ぶっちぎりで女給が最下位ということになりました。

とにかく女給さんの評判の悪い事、『神戸又新日報』昭和四年三月十四日に「赤裸々裏面 女給おとりの日記」が載りました。

「兎に角もこの近代文化の生んだグロテスクな生物・・・女給は、職業夫人として、社会の第一線へ進出して来たことは事実だ。女給だと一概に軽蔑出来なくなった女給・・・果してこのグロテスクな生物は何を考え、そしてどんな生活をしてゐるだろうか?」

えらい見出しで紹介されたのが、紙面によると男から男へ、刺激から刺激へ、自己の肉体をたよりに生きていく女給の見本のような女、神戸花隈玉川楼のお酉の日記でありました。

女給の日記

二月二十七日水曜日

十一時半・・・・早出だ。もう起きなくちゃならない時刻、でも寒い。

寝床の中で煙草を吹かしながら、ぼんやりと、色んな事を考えてゐると、どうも床がはなれにくい。

昨夜の鬼瓦みたいなおやじさん。馬鹿に面食ひだ。顔でゆけばナンバーワンたる若いKちゃんに大分思召しがあるらしい。

「おとり、たのむよ、うまくゆけば、コンミッションは出すからね」

「えヽ、コンミッション次第では一肌脱がないこともないわ・・・」と云ってやったら、好い気になって

「うまくゆけば二十円だすよ」って云ふから「ぢゃ前金でどう」って云ってやったら

「出来てからだ間違ひはないよ」と云いやがった。馬鹿々々しくてものも云へない。(つヾく)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お酉さんの日記がどういう経路で新聞紙上に連載でのり得たかは置いておいて、女給の需要を生んだ男共の方にも大きな問題があります。

客も女給もどっちもどっち、という感じです。女給を責める前に足元を見ろ、と思います。

花街周辺の女性は、群がる男の鏡だと私には思えるのです。


結婚するなら芸妓?女給?それとも娼妓?_f0347663_11145675.jpg
   新開地



by gionchoubu | 2020-02-08 11:13 | 遊郭・花街あれこれ | Comments(0)