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花街あれこれ *このブログに掲載されている写真・画像を無断で使用することを禁じます。


by gionchoubu

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奈良のカフェー、女給 二

奈良のカフェー、女給 二_f0347663_14255709.jpg
                       奈良町の一画

「しんねこ式カフェーの女給ども恐怖、毎月一回『検査』される、問題は・・・亭主持ち」の見出しが大正15年7月4日大阪毎日新聞奈良版に載りました。

しんねことは、男女二人きりでしんみりと仲睦まじく過ごすことです。

カフェーの女給が毎月一回健康診断の名で性病検査を受けることになった事を前回書きましたが、同紙によるとこれが適用されるのは椅子テーブルを用いない奈良市内の50余のカフェーに働く少なくとも二百人の女給です。

それにしても女給どもとは厳しい表現です。

椅子、テーブルを用いないカフェーとはお座敷カフェーで、これをしんねこカフェーというのでしょうか?

この二百人のうち50人ほどが人妻で、この検査には大反対、

「私達は家をもち立派な夫があるのに検査を受けねばならぬ理由は少しもありません。随分如何はしい人があるとの噂ですが少人数のために全部の検査をやるとは聞えません。一体警察がすべての女給を変な者と見るのが間違ってゐるので、我々は立派な職業婦人です」と訴えました。

警察の方も女給の取り締まりに対し一貫性が無かった様で、昭和2年4月30日の同紙に

「お酌をする女給は酌婦とみなす、県の女給取締り方針」の記事がのり、これまでお客に媚を売る女給の取り締まりは各警察所によって異にしていたので、飲食店の構造設備で単に飲食物を運ぶ程度の女給は雇い人とし、料理屋の様な設備で客席にあって酌をするものは酌婦として取り締まる方針を出しました。

とにかくカフェーは警察の目の敵になれていたようで、これは紙面に現れていませんものの相当遊郭側から働きかけが有ったものと想像できます。私娼化した酌婦、ダンスホールのダンサーそしてカフェーの女給は公娼をかかえる遊郭にとって商売敵以外のなにものでもありません。

あるいは女給に対する健康診断や課税なんかも裏で遊郭側が警察や税務署に働きかけたのかもしれません。

娼妓の検査代金は楼主が持ちますが、女給のそれをカフェー経営者側が出すはずがなく、女給は性病検査の屈辱と検査費用の負担という心理的、経済的な重荷をかけられる訳です。

今度は大阪朝日新聞の大和版をみても大阪毎日新聞奈良版と同じように女給に対し憎々しげな言葉使いで記事を扱っていました。

昭和4年10月19日の記事に「法官の眼 犯罪から見た恐ろしい世相、不良の辿った道にうつるカフェーや活動写真の影」を見てみると

「不景気と直接関係ないが、最近著しくふへたのは不良少年だ、しかも犯罪の経路は全部カフェーから入門するといってよい、昔は女郎買ひが最初の堕落道だったが、今は女給の脂粉の誘惑からである、まずカフェーに足をいれる、金が要る、親の金を持ち出す、続いて親類友人、知人の金品をごまかす、そして終には他人のものに手をつける・・・というのが決まりきった順序である、尤も活動写真もこれに付随してゐるがこれなどは親たちが十分注意しないと大事な子供の一生をくずにしてしまう、桜井町の質屋殺しの犯人もこの経路を辿っていた」

カフェーに行っただけなのに、えらい言われ様ではありませんか。




by gionchoubu | 2018-12-31 14:27 | 亡くなった奈良の遊廓 | Comments(0)