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by gionchoubu
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京都パンパン赤線時代 二十四

京都新聞、昭和24年12月24日
『私の転落史、15娘の告白』
九条署少年係は21日あさ東寺附近で浮浪者として、下京区花屋町通大宮大宮東入ル生れ、常野とん子(十五)―仮名―を保護したが同女は過去三年間に少年裁判所、平安病院紫草苑などに収容され、つぎつぎと二十数回の脱走記録を作り、この十一月にも博愛病院から脱走してウロついていたもので、現在妊娠三ヶ月の身重であり、係員を驚かせながら三年間の過去を次のように語った。
『夜の女で流転、病む身に重なる妊娠三ヶ月』
彼女は生まれおちて間もなく父を亡くし、第二の父を異にして生れた弟とも気があわず童心を傷つけられながら成長した。
三年前の十二歳のとき胸部疾患から博愛会病院に入院したが退屈の余り一月も経たぬ間に病院を脱走したのが人生流転の第一ページとなり彼女の足は京都駅前に流れ、ここで夜の女の群に引きずり込まれタッタ十二歳で少女の純潔を捨ててしまった。
度々の取締で少年裁判所に送られたがその都度脱走、看護所に送られてからも三度、四度と抜け出し夜の女家業にさすらいを続けるうち、いまわしい病気に肉体はむしばまれ平安病院に収容されたが、観測所の脱走にくらべれば全く容易に逃出すことが出来た。
こうした放縦な生活によって病魔は彼女の肉体を無残にさいなみ続け、胸の病と年齢不相応の病気はこう進するばかりで本年九月、三年間の振り出し点、博愛会病院に収容された。
その時には既に父無し子を宿していたわけで、家へ帰るのはどうしてもイヤだと二十三日再び博愛会病院に引取られた。
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紙面に夜の女、闇の女、パンパンガールの記事が載ると、転落の女は決まって最後は性病にかかって自分の行為を反省する、といったシナリオがあるようです。
つまり、所謂懲悪の観点で警察側が新聞社に取材をさせ市民に喚起させる・・・といった図式があるように思えてなりません。
今回、彼女から反省の言葉は聞こえて来ませんものの、仮名、常野とん子の命名にすら転落の女に対する悪意のようなものを私は感じてしまいます。
by gionchoubu
| 2017-09-01 11:27
| パンパン、赤線
|
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