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by gionchoubu
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京都パンパン赤線時代 十六

昭和24年1月1日の京都新聞
岡崎法勝寺跡の谷崎潤一郎の別荘に和田記者が訪れ新春放談を試みました。
文豪谷崎よもやま話 新春放談 懐し祇園の春 京舞をゆっくり観たい
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
京都の住み心地はいかがですか
前にいた「俺松庵」が戦災で焼けたから、こっちに来たが京都は焼けなかったし静かでいい
京都の四季ではいつがお好きでしょうか
そりゃ春と秋だね、夏は今年みたいに暑いとやりきれないし冬はずい分冷え込むから
春といいますと吉井さんが「かにかくに祗園は恋し」と詠んでおられますが先生はどうです、やはり春は祗園をなつかしまれますか
そりゃあの辺の春景色はいいね、以前はよく行ったものだよ、終戦後は一度もいかないが祗園のしだれ桜も枯れてしまったというじゃないか、惜しいことをしたね
秋はやはり嵯峨野を賞でられますね
何といっても秋の風情は嵯峨だ、祗王寺から二尊院へのあの辺は特にいい、祗王寺にもここ久しくツエをひいたことはないが―二尊院にはこの秋虚子の碑が立ったとか―
外出は近ごろあまりなさいませんか
散歩はよくする、岡崎のこの辺が好きだ、街へもちょいちょい出かけるし吉村君と新村君とこへ訪ねるくらいだ
京都の絵かきさんとの御親交は
そんなに深くはない、十一月の初めに虚子入浴のとき福田平八郎。金島桂華と一座したが愉快な一時だった、だれの絵が好きだって?そうつは不公平でさしさわりになるから止めとこじゃないか
顔見世へ行かれましたか、ご感想は?
行くには行ったがも一つだった、何だか物足りなかったね
雁次郎と中村芝翫との「廓文庫」が出ていますが去年の六代目と故梅玉との差をどんなに思われましたでしょうか
比べるのが無茶だよ
吉右衛門はいかがでした、六代目とはどちらがお好きでしょうか
むろん吉右衛門もいいよ、だけど私はどちらかというと六代目びきだね、名古屋でやってるそうだが
観て参りました、体の調子がすぐれぬといいながら藤娘などまさに至芸でした
ありゃいいね
顔見世以外のお芝居はごらんにならないのですか
関西の芝居は見ない、東京へ出かけた折にはちょいちょい観るが
映画はよくごらんになるそうですがお好きですか
とり立てて好きというわけでもないが試写会や何かに招待されて時々みる、それに熱海にいると夜退屈しのぎによく出かける
映画に行かれる時は奥様と御一緒にですか
まあそうだ、子供を連れて行ったりする
最近ごらんになった映画はどんなのですか
熱海へ来るのは邦画が主でね、洋画もおくれては来るが邦画を見る機会が多い、田舎のことで映写も悪いのだろうが写真がきたない、この間も「蜂の巣の子供達」を観たがあまり写真が悪いので途中から飛び出した、こちらでは「海の牙」が大変興味深かったね
このまえ「愛愁」がよかったという話をききましたが先生はアメリカ映画よりフランス映画がお好きと見受けしますが―
まあそういうことになるだろう
その他先生のご趣味は?
京舞、邦楽、能、狂言など好きでこれらはみずから進んで見に行くよ、京舞といえばおさだ(松本佐多)さんにもしばらく会わないな
そのおさださんをモデルにした自由劇場という小説が本紙にのっていますがお読みになってますか
いや小説は全然読まない、新聞は朝日、毎日、京都と英文毎日に目を通している
食物ではどんな物がお好きですか、油こい物が好物だとかききますが―
油こい物が好きかって―、そんなことはないよ、もう老人だからね、純京都風の料理なら何でも好きだよ
ここで氏は初めて話を止めてお茶をのむ、限られた十分に最大限の質問をと必死になってたたみかける記者がたじたじとなるほど答えは早い、「たて板に水」があたらねば電光石火の勢いでという調子―
今回の谷崎さんは茶の着物の上に黒のちゃんちゃんこを重ね、めずみ地に黒のたてじまの首巻という出立ちである。
「もう十分すんだよ、この辺でいいだろう」と立ちかかる氏に質問をつづける
明日から熱海へ行かれるそうですが熱海はお好きですか
好きとかきらいとかじゃなく何しろ京都と違ってあったかいからね、それに来客が少ないからよいよ、電熱でももう少しふんだんに使えれば京都にいてもよいが今の様子じゃずい分冷えこむし、もう老人だから体にこたえ神経痛がおこるからどうしても熱海行きが必要というわけでね
最後に今年の抱負をおもらし下さい
もう死ぬまでにやることは予定がついているので年が改まったってちょっとも変りなんかないよ、熱海行きでせわしくしている、もういいだろう
記者は冷えたお茶もそのまま、玄関まで見送られて恐縮至極、氏の健康を祈って家を辞した
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
恐縮至極のわりにはグイグイ行く記者さんでした。
by gionchoubu
| 2017-08-15 11:45
| パンパン、赤線
|
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