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by gionchoubu
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猪崎新地ぞめき ある遊客からの聞き取り

今回は『猪崎ものがたり』からのエピソードの一つ紹介させて頂きます。
Pさんの話・・・たまたま料理屋で、同級生だったBさんと出会い、旧交を温めていたところ、PさんはBさんから、猪崎遊廓行きを誘われたのです。ところが、どういう訳か、タクシーである貸席へ上がると、Bさんが黙りこんでしましました。
Pさん「おい、どうしたんだ。」
Bさん「実は俺、遊廓は初めてなんだ。」
Pさん「えッ、はじめて、そんなら帰ろうか。わしははじめての人を遊廓へ連れて行く、そんなことはいやだ、あいつに初めて遊里に連れて行かれたなんていわれるだろうから、そんなことは絶対いやだ。」
Bさん「まあ待ってくれ、実は俺最近結婚するんだが、どうするのかさっぱりわからない。いろいろ考えたが遊廓で娼妓に教えてもらうしか方法がない。ところがだれも連れて行ってくれない。君なら俺のほうからさそったら行くかもしれない。そしたら君が連れて行ってくれると、つまり君をだましてこゝへ連れてきたのは俺のほうなんだ。どうか帰るなんかいわないで何とか世話をしてくれ。」
Pさん「そうか、そんなら仕方がない。こゝへ娼妓を一人よんで、どんなふうにするのか講習会を開こうか。わしが実際指導に当たって君がみている。そうしよう。」
Bさん「いや、それは困るし、そんな事はいやだ。俺自身で実際にためしてみたい。それだけはゆるしてくれ。」
結局Pさんは女将に頼んで、Bさんにこの特殊事情に一番向いているCさんという娼妓さんをよんでもらい、滞りなく実地指導が終えることが出来た模様。
あとでBさんに聞いたところでは、非常に親切に、ていねいに教えてもらい、帰るときに「もう決してこんな所へは来ない様にしなさい。そして奥さんをしっかり守りなさい。」とCさんに言われたとのことでした。
Cさんは、当時花代売り上げナンバーワンの売れっ妓で、その後いい人に籍を抜いてもらい、本妻か二号さんかわかりませんが、立派な店をまかされ、幸福な人生を歩んでおり、Pさんと挨拶を交わすこともあったそうです。
さて、Bさんも目出度く結婚、その後組合活動とかで活躍されていたのですが、残念ながら長生きは出来ず他界されたとの事。
ここで一つ疑問が・・・果たして生前のBさんが、Cさんの忠告に従い、奥さん一筋で二度と猪先に足を向けることが無かったか、あるいは奥さんには組合活動と称し、音無瀬橋を渡った事があったのか、無かったのか・・・今となっては確かめようがありません。
遊廓には救いようの無い話が多いのは事実ですが、こういった話もあったのですね。
by gionchoubu
| 2015-06-21 11:51
| 京都の花街・遊廓
|
Comments(2)
ショウギに酷い扱い方をしたのは関東東北地方見たいです 関西はむしろましです しかし岡山はよくなかった様ですが。
0
> 番太郎さん
私には判断できる材料はないのですが・・・今後こういった事も調べてみたいと思います。
私には判断できる材料はないのですが・・・今後こういった事も調べてみたいと思います。
