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五条楽園ぞめき その六

五条楽園ぞめき その六_f0347663_11484069.jpg
  明治十九年に制定された七条新地の区域 、七条〜正面が抜け落ち、都市町もはずれ、その後の五条楽園の区域に非常に近いものとなりました。

それでは、前述の七条『組合規約謄本』を開いてみます。これは当時の下京警察署長であった池上勝太郎が下収第三八一〇号として認可したもので、二十六条からなっています。規約に権威を持たせようとして、条項を増やしたのかもしれません。その為か、私はやや冗長の感をもつのですが、当時の七条新地の妓風といったものも垣間見えますので紹介させて頂きます。

第十一条までは組織、役員に関するもので、第十条の正副取締人の被選挙人の資格のない人に、四、瘋癲白痴ノ者が挙げられているのですが、そりゃそうでしょう。

第四章、組合取締ノ方法として第十二条があります。第三項に通行人を勧誘スベカラズというのがあります。

第四項は芸娼妓、稼人、下碑、雇人、寄寓主は雇い主に対し、欺いて解約したり、雇い主に対して不利益な事をすれば、将来他の業者に雇い得られないという申し入れや、第五項として、いわゆる芸娼妓を含む雇い人が甲から乙の業者移る場合は、甲の業者から承諾がないと乙に移れないという、極めて雇い主に有利な項目が並び、これに警察署長が判を押しているのは、時代の趨勢というものでしょう。

第七項は花代で、芸妓に対し、娼妓がやや高めといった所です。日柄が共に二十銭で、これは、正月、祭事など、いわゆる紋日に誘客に請求する特別手当みたいなものですが、かつて島原や吉原で業者が勝手にこの日も紋日、あの日も紋日と決め、島原では寛政年間に紋日が一年の内、百三十六日も紋日となり、お客は紋日を避けてくる対抗手段をとったという、笑えぬ状況がありました。

ただし島原の紋日はそれこそ揚代が紋日には倍になるという酷いものでしたが、この時代七条新地での日柄はチップぐらいの金額でした。

面白いのに第十一項があります。

「貸座敷業者ハ毎日午前一時ヨリ同六時マテノ間ニ芸妓ヲ招ク時キハ芸妓又ハ娼妓一名以上同席スルニアラサレバ営業ヲナスベカラズ芸妓モ亦之ヲナササルモノトス」

これは何を意味するかお分かりでしょう。そうです芸妓が娼妓の分野の仕事をさせない手段に違いありません。

第十五項、「引手茶屋ハ貸座敷業者ヘ遊客ヲ案内シ其シ揚代金ハ直ニ其貸座敷業ヨリ遊客ニ請求シ其請取金高百分ノ五ヲ引手茶屋手数料トシテ之ヲ付ス」

普通吉原などでは、誘客は引手茶屋で芸者遊びをして、そのあと妓楼に繰り出す、支払いは全て引手茶屋が受け持つという図式でしたが、これは引き手茶屋とそのあと引手茶屋から後日請求を受けるお客の間で信頼関係があるときのみ成り立つシステムです。七条新地の遊客はすべて其の日の内に清算を済ますという客と業者のドライな関係が読み取れます。

第二十一条に、組合経費を毎月二十五日に各営業者より徴収するとし、

上等貸座敷   二五銭
中等貸座敷   二十銭
下等貸座敷   十五銭
引手茶屋    十銭
小方(置屋)  十五銭
紹介人     十五銭
芸娼妓     十銭

と有ります。七条新地の五業は、貸座敷、引手茶屋、芸娼妓置屋、紹介人、そして芸娼妓から成り立っていたことが分かります。

ちなみに取り締まりの月給は六円、小使雇給料が四円五十銭とそんなに変わらなかったのが不思議です。 
五条楽園ぞめき その六_f0347663_11581121.jpg

by gionchoubu | 2015-04-18 11:58 | 五条楽園 | Comments(0)