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新芸妓論_f0347663_12043313.jpg
                     宗右衛門町宝恵籠行列

萩原朔太郎による新芸妓論

昭和二年の東京二業時報の芸者教育号に萩原朔太郎が当時の花街を憂慮して一文を寄せました。

冒頭『芸者はつまらない』という当時の青年の一般的な意見から唐突に始められた詩人による芸議論は、当時なにゆえ若者が芸者を嫌い、カフェーの女給に走るかを綿密に、そして執拗に書き綴っております。

若者が女性に求めるのは、江戸風の粋な島田髷でなく、当時流行ったシンガルや断髪で、音楽の趣向は三弦より、西洋音楽、芸妓が好む歌舞伎の話題でなく、パラマウントの映画談義やスポーツで、青年達と芸妓の趣味は、いわば正反対である、と断じ、当然両者の溝は深くなるばかりと決め付けました。

本来、芸妓というものは、『文明の花』であり、衣装、装飾、流行風俗は時代の最先端を行き、劇や音楽や民謡、小説到るまで、すべて花柳界を中心に発展してきたと持上げた後、今日では流行の先駆を活動女優や、さらには女学生にまで奪われ、『文明の落伍者』とまで落としました。

芸妓の役割とはどう有るべきか?それは配偶者と持つ、生活のしんみりした話では得られない、生活の明るい世界における、芸術や、思想や、娯楽や、社交のことで、ゆえに芸者は教養有る男子の話相手として、十分なる知識、趣味、才能を持たなければならない。(この辺りは現代の奥さん連中に聞かせば、彼はぐうの音がでないほどやりこめられたはずです。)

しかるに今日の芸妓はどうだろう。今日の芸妓は無知で退屈だ、教養のある紳士や青年が芸者と遊ぼうとするなら、性欲を満たそうとする目的しかありえない。(この辺りを現在の芸妓さんに聞かせれば、彼の詩人生命は終わっていたでしょう。)

唯一彼が希望をもったのが、当時大阪を中心に流行った、洋装で客と踊る所謂ダンス芸者で、どこで情報を仕入れたか、「現代に於いては、とにかくダンス芸者が、最も高い程度の教養をもっている。」と断じました。

そして、このまま行けば、芸妓の堕落は救うことが出来ず、芸妓とういう江戸時代の骨董品は久しからずして社会から廃滅してしまうだろうと説きました。

萩原朔太郎の主張はこうです。「今後の芸妓は、よろしく洋装すべきである。何よりも先ず、あの三味線といふ楽器を廃し、代りにピアノやマンドリンを弾くやうになることだ。」

ここで私に一言だけ言わせてください。

「えーと、それってもはや芸妓ちゃうやん。」


by gionchoubu | 2015-03-19 12:05 | 舞妓・芸妓 | Comments(0)