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花街あれこれ *このブログに掲載されている写真・画像を無断で使用することを禁じます。


by gionchoubu

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島原、輪違屋太夫 賛姿語録 その三

島原、輪違屋太夫 賛姿語録 その三_f0347663_12021786.jpg
                        桜木太夫

続いて色道大鏡巻第七 翫器(かんき)の部を抜粋してみました。(前回同様大分略しました)

六条三筋~島原の時代に太夫、天神、格子などが、時に自分たち同士で、又ある時は客を遊び興じていた様子が偲ばれます。傾国とは六条三筋の廓か島原廓の事です。

貝覆 上品の女中のもてあそびながら、六条の時代には、傾国も是をもちいて興じつれど、近代此沙汰なし。

続松(ついまつ) 歌がるたの事也。当時傾国のとるは、貝覆のごとくに、残らず並べておきて、哥の上の句を一枚づつ出し、哥に合せて取るときは、露松といふ。

加留太 かるたは、異狄(いてき)より渡れば、其の根源を知らず。はう・いす・おうる・こつふなど言ふ名目も、弁(わきま)へ知りがたし。上品にはあらねど、わさわさしたる物なれば、時により傾国のうちても難なし。一座のさびしき時は興ともなるなり。

哥文字鎖(うたもじぐさり) 男女しめやかなる散会に、是程の口すさひ(遊び)は有まじけれど、これも哥数おぼえぬ女郎とは催しがたし。

双六 もっとも傾国のてずさひ(手遊び)に、よく似あひたるものなり。露松などは隙をとるものなれば、座のしらくる事おほし。双六ははてくち早くきゆえに、酒になりたる時しまひやすし。客と取り組みても、女郎どちうちても、難なければ、哥がるたには勝り侍る。

双六盤の事、しゃみせんに次いで傾国のもちたる翫器なれば、名ある女郎は自分に拵て置べき事なるに、さはなくして、挙屋にあり合たるを取出せば、盤も見苦しく、筒はわれかヽり、賽足らずなどいうことほヾあり。

手鞠 傾国のすさひに、あながち好ましからねど、時節により自然には有べし。これ正月に用ゆ。客の来らぬ内、挙屋の見世の内などにては取べし。(ただし傾国で手鞠を外でやってはいけない。天神以下がするもので太夫はしないとも書かれています。)

はねつき もっとも正月のてさすひなり。これ上職(太夫)・天職(天神)共に苦しからず。初春の夕つかた、小づまかいとりて、はね・胡鬼板、右の手のもにてさばきたる、いとやさしげあり。

弾貝(だんかい) 伊勢貝とも、ぜヾかいとも。猫貝ともいふ。傾城の弾貝をよるは、おおむね格子(女郎)にての手すさひなり。

石何劫(いしなご) 是も格子にての所作なり。されども、これはわさわさしたるものなれば、挙亭(揚屋)にてもくるしからず。いしなごは、胡桃にてとるを第一とす。石何劫の名人、六条にては玉鬘、坤郭(島原の事)にうつりて宮嶋家の左馬助、今の八左衛門家のきぬがえ。




by gionchoubu | 2017-11-05 12:11 | 島原、輪違屋太夫 賛姿語録 | Comments(0)